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久世光彦が語る、寺内貫太郎一家誕生秘話　〜講演「久世光彦が語る向田邦子ドラマの世界」より〜

東京の谷中にある石屋を舞台にカミナリ親父を中心とした一家の日常を描くホームコメディーの傑作選「寺内寛太郎一家」シリーズ第2弾！
貫太郎は怒るとちゃぶ台をひっくり返し息子を殴る、といった古きよき時代の家族の在り方を描き出し、最高26.9％、平均22.4％という高視聴率を叩き出した。また悠木千帆（樹木 希林）の“ジュリ～”というセリフが流行語を生んだ伝説の人気ドラマだ。脚本・向田邦子、演出・久世光彦の黄金コンビが、ホームドラマの随所に笑いの要素を取り入れるという斬新なアイディアで視聴者を楽しませた。主人公の貫太郎に小林亜星、その妻を加藤治子、母親に悠木千帆、息子に西城秀樹、お手伝いに浅田美代子らメインキャストはそのままに、谷隼人、風吹ジュンらが新キャストとして登場している。

あらすじ＜第1話より＞
節子(風吹ジュン)には見合いで知り合った婚約者がいる。貫太郎(小林亜星)は知らないが、もう既に二人は深い仲になっているらしい。ところがこの婚約を進めた仲人が、この話を白紙にしたいと言ってきた。やはり婦女暴行未遂事件を起こした兄・大助(谷隼人)のことが原因だった。貫太郎は親として節子に謝った。そして怒りの矛先は大助へと向うが、ここでまた新たな事実が判明する。

放映日時：1975年・TBS系にて放映　全30話

＜キャスト＞
小林亜星、加藤治子、谷隼人、風吹ジュン、西城秀樹、浅田美代子、悠木千帆（樹木 希林）、今陽子、白鳥哲、池波志乃、左とん平、由利徹、伴淳三郎　他

＜スタッフ＞
原案・脚本／向田邦子
プロデューサー／久世光彦、宮田吉雄
演出／久世光彦
音楽／井上堯之・大野克夫
タイトルデザイン／上村一夫