


●特製ブックレット(12ページ)
●メイキング&クランクアップ集
●主演・小泉孝太郎インタビュー
●制作発表
●アナタの心に潜む『名もなき毒』心理学
●名もなき毒 × 王様のブランチ
●森崎ウィンの“あるある”毒のある人
●SPOT集
ミステリーの女王・宮部みゆきが、人間の心の陥穽(かんせい)を圧倒的な筆致で描ききった杉村三郎シリーズ。2007年に吉川英治賞を受賞したこの、現代を生きる人間の心の闇を描いた2作のミステリー「誰か Somebody」「名もなき毒」を、連続ドラマで描く。
ごく普通の人間が心の奥に信じられないほどの毒を飼うことがある。その毒に犯された者が、あるときは無意識のままにそれを伝染させ、またあるときは意図的に広めることもある。このドラマは、「日常に潜む毒」や「毒の連鎖」が生んだ事件を、主人公・杉村三郎が明らかにしていき、その中で様々な人間ドラマが描かれていく本格派ミステリーです。
主演はTBS連続ドラマ初、ゴールデンの連続ドラマでは2009年以来の主演となる小泉孝太郎。そして、『誰か somebody』で引き逃げされた被害者・梶田聡美役には深田恭子、『名もなき毒』で父を連続毒殺事件で亡くした古屋暁子役には真矢みきと、ドラマや映画で大活躍の両ヒロインのキャスティングが実現しました。さらに、小泉演じる杉村三郎の奥さん杉村菜穂子役は国仲涼子が演じるほか、豪華出演陣が勢揃い。
<あらすじ>
初夏。5月になったばかりの汗ばむほど晴れた日。梶田信夫(平田満)は自転車に撥ねられ即死した。自転車に乗った犯人はそのまま逃走した。
今多コンツェルングループの広報室に勤める杉村三郎(小泉孝太郎)は、義父でもある会長の今多嘉親(平幹二郎)から本社ビルにある会長室に呼び出され、嘉親の個人運転手を務めていた梶田信夫の通夜と告別式への列席を依頼される。葬儀場の受付で嘉親から預かった香典袋を出すと、信夫の長女・聡美(深田恭子)と次女の梨子(南沢奈央)があいさつにやってくる。嘉親からの「何か力になれることがあれば、頼って欲しい」との言葉を2人に伝える杉村。実は杉村にとっても亡くなった梶田は恩人のような存在だった。
8年前。偶然知り合った今多菜穂子(国仲涼子)と平凡で質素なデートを繰り返し、杉村はプロポーズをするまでに至ったが、無邪気に頷いた菜穂子の父が、実は莫大な総売り上げを誇る今多コンツェルングループの会長だと知ったのは、その後だった。身内からも反対されたこの結婚だったが、菜穂子の父・嘉親に結婚の許しを得た時、杉村に「おめでとうございます」と声をかけてくれたのが梶田信夫だったのだ。その純粋な「おめでとうございます」という言葉に今でも感謝している杉村は、その娘たちに恩を返すかのように調査に乗り出そうとするが、妹の梨子とは対照的に、姉の聡美は調査に気乗りしない様子だ。杉村と2人きりになった聡美は、自分の身に起こった忌まわしい過去について語り出す。こうして、杉村は、次第に梶田信夫の事故にまつわる「毒」に引き込まれていくのだった…。
<内容>
全11話
<キャスト>
小泉孝太郎 深田恭子・真矢みき 国仲涼子 / 南沢奈央 杉咲花 高橋光臣 平山浩行
江口のりこ 岡本玲 森崎ウィン 中西美帆 君嶋麻耶 / 本田博太郎 木野花 でんでん
伊藤かずえ 烏丸せつこ 斎藤歩 森次晃嗣 / ムロツヨシ 平田満 大杉漣 室井滋 平幹二朗
<原作>
宮部みゆき 『誰か Somebody』『名もなき毒』(文春文庫)
<スタッフ>
脚本/神山由美子
音楽/横山克
制作/那須田淳
チーフプロデューサー/橋本孝
プロデューサー/鈴木早苗 橘康仁
演出/塚原あゆ子 金子文紀 山本剛義 竹村謙太郎
制作協力/ドリマックス・テレビジョン
製作著作/TBS
<主題歌>
「あい」近藤晃央(アリオラ ジャパン)